総合実戦護身術功朗法はその高い実戦性、実用性から多方面で注目され、国内のみならず海外でも、警察官、軍人、武道・護身術指導者、ボディガードなど数多くのプロフェッショナルが指導を受ける武術として名高い。第2弾は敵の攻撃をかわしながら側面や背面へ回り込み制圧する戦術性の高い歩法を紹介。
暴漢からの突発的な攻撃を受け、非常に近い間合いで防御しなければならなくなった時。人間が持つ本能的な反射を利用した、ひとつの動作だけで全方向からのあらゆる攻撃から身を守ることを可能にしたのが、功朗法の体捌きである。この体捌きの身体操作が完成した後、その上に構築されるべき技法のひとつに歩法がある。
歩法はミドルかそれ以上の間合いで有効となる技法であり、随意運動であるため、意識した繰り返しの練習によって身につけなくてはならない。武術の原理と同様の同側運動を基調とした、非常に合理的で、無駄なエネルギーを使わない動きである。
この歩法と体捌きを、状況に応じて使い分けることで、より効果的かつ安全に自分の身を守ることができる。