空手は古来より手(ティー)と呼ばれた護身の技をもとに、琉球の地理、歴史、風土によって育まれた武術である。長い歴史の中で、数多くの名人が輩出し、空手道は今や世界のKARATEとして、世界中あらゆる場所で親しまれるワールドワイドの武道となった。現代に遺された空手の技を研究し、オリジンを探り、その意味を考える。半生記に渡る空手研究の精華がここに結実。
[収録内容]
武備誌 Bubishi 型:教材型 Kata:Kyozai-gata 型:セーサン Kata:Sesan 型:シソーチン Kata:Shisochin 型:サイファ Kata:Saifa 古武術 武器 Kobujutsu
Weapons 武備誌 ユル運動と禽拿術 Bubishi Yuru-undo and Kimna-jutsu 少年部稽古 Keiko Youth
Club 外間哲弘インタビュー Interview
外間 哲弘(Hokama Tetsuhiro)
1944年生まれ。沖縄空手道剛柔流範士十段、沖縄剛柔流拳志會総本部会長宗家、沖縄県空手博物館館長、外間古武道宗家、空手学博士。1961年より比嘉世幸先生、又吉真豊先生等に師事し、空手道および古武道を学ぶ。半世紀に及ぶ長年の修行の末、琉球の歴史の上に立った観点から、空手道、古武道、擒拿術、急所術等を織り交ぜた視野の広い武道を確立。国内だけではなく、世界40ヶ国以上での指導を精力的に行い、武術振興に努めている。1987年、沖縄県空手博物館を設立。武術家だけではなく、琉球歴史家、書家としても活躍している。「沖縄空手道の歩み」、「沖縄空手列伝百人」、「空手道歴史年表」等著書・論文多数。
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